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Help:ビジュアルエディター/利用者ガイド

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PD 注意: このページを編集すると、編集内容が CC0 のもとで公開されることに同意したと見なされます。詳細はパブリック・ドメインのヘルプ ページを参照してください。 PD


ビジュアルエディターを開く

ビジュアルエディターでページを編集するには、ページ上部の「編集」タブを押してください。

場合によっては、編集画面を開くのに数秒かかり、ページサイズが非常に大きい場合は少し待たされることがあります。

「ソースを編集」タブをクリックすると、従来のソースエディターが開き、ウィキテキストを編集できます。


ビジュアルエディターを開くには、各節にある「編集」リンクを押すという方法もあります。

編集を始める: ビジュアルエディターのツールバー

ビジュアルエディターのツールバーのスクリーンショット
編集を始めると、編集画面上部にビジュアルエディターのツールバーが表示されます。このツールバーにはおなじみのアイコンもいくつか並んでいます:

編集内容に対して「元に戻す」や「やり直し」(元に戻す、やり直し) の操作ができます。

見出し」プルダウン メニュー: 段落書式を変更できます。 カーソルを段落内に置き、このメニュー内のアイテムを選択して段落書式を変更します(テキストを選択する必要はありません)。 節見出しは「見出し」、下位の節の見出しは「小見出し 1」「小見出し 2」といったように整形します。 「段落」はページ本文の標準書式です。

書式:A」を押すとメニューが開きます。

  • 「太字」(B) は選択したテキストを太字化。
  • 「斜体」(I) は選択したテキストを斜体化。
  • 「上付き」(x2) は、選択した文字を前後の文字列より小さくしてやや上寄りに表示。
  • 「下付き」(x2) は、選択した文字を前後の文字列より小さくしてやや下寄りに表示。
  • 「取り消し線」(S) は選択した文字列に取り消し線を追加。
  • 「コンピューターのコード」(波カッコの組み合わせ: {}) は、選択した文字列のフォントを等幅フォントに変更して、まわりのプロポーショナルフォントによる文字列と区別。
  • 「下線」(U) は、選択した文字列に下線を追加。
  • 「言語」(文A) は、選択した文字列について、言語 (例えば「日本語」) と書字方向 (例えば、右から左へ) を指定。
  • 最後のアイコン ()「装飾解除」は、選択したテキストからリンクを含むすべての書式設定を除去。

テキストを選択せずに「A」を押してメニューを開き特定の項目を選択すると、カーソルの位置がどこであっても、それ以降に入力したテキストにその書式が適用されます。


リンクツール: 鎖の輪アイコンはリンクツールです。通常はどこかのテキストを選択した後でこれを押すと、リンク画面が開きます。

引用 メニュー: 「引用」メニューはインラインでの参照 (「脚注」や「参考文献」とも呼ばれます) を追加するためのものです。このメニューを使うと、どのプロジェクトでも基本的な参照の追加や再利用ができます。

引用 ボタン: あなたのウィキで Citoid サービス/引用ツールが有効な場合、引用 メニューの代わりに 引用 ボタンが表示されます。

(「マニュアル」メニューに特定のウィキ固有の参照テンプレートを追加する方法については ビジュアルエディター/参照ツール をご覧ください。)

自動 タブを有効にする手順は、リンク先の利用中のウィキで Citoid を有効にすると表示。

citoidサービスは自動的に参照テンプレートへの記入を試みます。


箇条書きとインデント: 最初の2つの選択肢はテキストをそれぞれ「番号なし箇条書き」または「番号付き箇条書き」に設定する方法です。あとの2つで、箇条書きのインデントの階層を増減できます。

挿入:「挿入」のメニューはプロジェクトによって異なる場合があります。下は現れうるすべてのオプションの一覧です。
  • 「画像とメディア」(山の絵) のアイコンは、メディアを挿入するダイアログを開く。
  • 「テンプレート」(パズルのピース) は、テンプレートを編集
  • 「表」のアイコンは表組みを挿入。
  • 「コメント」 (ふきだし) は、読者には見えないコメントを挿入(コメントアウト)。編集モードに切り替えると、コメントがあるときは感嘆符アイコン (黒丸に「!」) が表示される。このアイコンを押すとコメントの編集や削除ができる。
  • 「象形文字」 (☥ - アンク (エジプト十字)) のアイコンは、ヒエログリフを挿入 (後述)。
  • 「コード」アイコンでコードを記入。
  • 「楽譜」のアイコンを押すと楽譜を挿入。
  • 「ギャラリー」(一組の写真) は、ページにギャラリーを追加。
  • 「数式」(Σ) は、数式の挿入画面を開く。
  • 「表」アイコンで図表を挿入。
  • 「あなたの署名」を押すとウィキペディアで使っている署名を追加。 署名を付けてはいけない種類のページつまり「名前空間 」だと、例えば記事の場合、グレーで表示されて押せない。
  • 「情報源一覧」(3冊の本) はダイアログを表示、出典 (脚注) 一覧を表示する場所を指定する。通常は各ページで指定は1回だけ。

特殊文字の挿入: 「挿入」メニューに表示される「特殊文字」(Ω) のアイコンを押すと欄が展開して、多数の特殊文字を表示します。テキストに挿入するには、使いたい記号や特殊文字を1文字ずつ選んで押します。表示されるのは良く使う記号や数学記号、発音区別符号(ダイアクリティカルマーク)も含まれます。 (この一覧はローカルでカスタマイズできます。説明は ビジュアルエディター/特殊文字 を参照してください。)

編集警告 (黒い三角) ボタンはそのページに何かの警告があることを表示しています。

ページ設定 メニューは「変更を公開」ボタンおよび「エディターを切り替え」メニューの左側にあります。このメニューには、オプション ダイアログと(左側にある)以下のタブを開くボタンがあります:
  • カテゴリ で表示中のページにカテゴリを追加すると、カテゴリごとの表示で別のカテゴリの索引に拾われるように指定できます。
  • ページの設定 を使うとそのページをリダイレクト化してそのオプションを調整したり、目次の表示方法や節見出し単位の「編集」ボタンを非表示に設定したり、あるいはそのページを曖昧さ回避ページに指定できます。
  • 高度な設定 では、検索エンジンによるページのインデックス化に関する設定を調整したり、新しい節を追加するタブを表示したり、タイトルの表示を設定したりできます。
  • 言語 はそのページにリンクされている他言語版ページのリストを表示します。
  • テンプレート一覧 ボタンを押すとそのページで使用しているテンプレートへのリンクを一覧できます。

オプション ダイアログのタブ類は ページ設定 メニューにもあり、クリックすると設定画面が開きます。 ページ設定 メニューにはさらに項目「左横書き (LTR) で表示」または「右横書き (RTL) で表示」、および検索と置換をする単語や正規表現を入力できるバーといくつかのオプションのボタンを開く項目「検索 & 置換」が含まれます。


エディターを切り替え ボタンは 変更を公開 ボタンの隣にあり、ウィキテキストエディターに切り替えます。

変更の公開

編集が終わったら、ツールバーにある青色の「変更を公開」ボタンを押します。変更を加えないと、ボタンは押せません (グレー表示)。 編集を全キャンセルする場合は、単にブラウザのウィンドウを閉じるか、もしくは編集ツールバーの「閲覧」タブを押します。

青い「変更を公開...」ボタンを押すとダイアログが開きます。それから編集内容の要約を入力したり、「細部の編集」に指定したり、そのページをウォッチリストに追加したりできます。「編集内容の要約」欄は、従来のウィキテキスト エディターの「編集内容の要約:」欄と同等です。

編集内容を保存する前に「変更内容を確認」ボタンをクリックして、意図したとおりに表示するかどうか確認できます。これは、従来のウィキテキスト エディターの「差分を表示」ボタンと同等です。

「編集を再開」ボタンをクリックすると編集中のページに戻ります。変更の内容はまだ保存されておらず、あとで保存できます。

リンクの編集

リンクの追加は、ツールバーの「リンク」 (鎖マーク) アイコンで行います。ショートカット (Windows では Ctrl+K、Mac では ⌘ Command+K) でもリンクを追加できます。

テキストを選択 (強調表示) して「リンク」ボタンを押すと、そのテキストを使ってリンクを作成します。1つの単語のみをリンクする場合、その単語を選択しても、カーソルをその単語内に置くだけでもかまいません。


ボタンまたはショートカットを使うと、リンクを入力できるダイアログが開きます。

リンク ツールは、一致しそうな内部リンクを検索して補助しようとします。 リンクを入力または選択した後、↵ Enter を押すか「完了」ボタンを押すことでリンクの作成を完了します。リンクはページにすぐに表示されますが、他の変更と同様にページ全体を公開するまで公開されません。


外部サイトのウェブページにリンクするのも、同じ手順です。「外部サイト」タブを選び、URL を記入します。

ラベルなしの外部リンクは以下のような見た目です: [1]。 これらを追加するには、カーソルを文章の単語以外の場所 (たとえばスペースのあと) に置きます。 リンクツールを開くには、メニューバーの鎖マークか文中に大カッコと数字 (例:[1]) で示されたショートカットを押します。 リンクを挿入するには、ボックスに URL を入力してから「完了」ボタンを押します。

既存のリンクを除去または変更するには、リンクのテキスト内をクリックしてから近くに表示される「リンク」アイコンを押すと、編集ダイアログが表示されます。キーボード ショートカット Ctrl+K でダイアログを開くこともできます。 リンクを選択すると、文字列の背景が青くなります。

リンク編集ダイアログでリンク先を変更できます。ダイアログ右上にある「除去」ボタンを押してリンクを完全に除去することもできます。 ダイアログボックスに表示されたリンクのコピーを押すと、リンク先が別のウィンドウで開きます。 (外部リンクが切れていないか確認するためにも使えます。)

リンクラベル (リンクとして表示されるテキスト) を終了したい場合や、このリンクの後に書き込みを続ける場合は、 を押します:

  • 1回押すと、カーソルはリンク編集ダイアログボックスから出て、リンクした要素、つまり背景が青い文字列の末尾に移動 (この文字列を編集するため)。
  • 2回押すと、カーソルはリンクした要素の外に移動。文章の続きが入力できる。

既存のリンクラベルを編集するには、リンクラベル内を押してから新しく入力します。 ラベルの文字をすべて書き換えるときの注意点です。

  • リンクのラベル全文を選択 (色を反転) すると、文字を入力したとたん、そのリンクは消去される。
  • リンク ラベルを削除せずに直接編集するには、そのリンク ラベル内にカーソルを置き、Backspace キーと Delete キー (必要最小限) を使用すると、細長い青色のリンク エリアがそこに残ります。 残ったリンクに新しいラベル名を入力できます。
  • またカテゴリやファイルなどへもリンクできます

出典の編集

詳細については 出典テンプレートとの使い方ヘルプ または Help citoidの「自動」ボタンの使い方ヘルプ を参照してください

導入されているシステムの見分け方

3つある脚注のしくみのうち、どれか1つが利用可能になっています。 右の挿絵に示したものは一番シンプルで、「引用」メニューには引用テンプレートがひとつもありません。 もしご利用のウィキがこのシステムを使用しているなら、脚注についての説明は以上でおしまいです。

2番目のシステムでも、まず 引用 ボタンを押します。 次に開いたダイアログボックスの「マニュアル」タブには、よく使われる出典テンプレートのリンクを複数、並べてあり、手早く作業ができます。 もしご使用のウィキがこのシステムを導入しているなら、詳細な説明はHelp:VisualEditor/User guide/Citations-Templates にあります。

3番目のシステムでは、まず 引用 ボタンを押します。 するとボックスが開くので、「自動」タブにURLを入力すると citoid サービス経由で出典を自動作成します。 このシステムを採用しているウィキでは、Help:VisualEditor/User guide/Citations-Full (出典の示し方) に詳しい説明があります。

既存の出典の編集

既存の脚注を編集するには、テキスト内のマーク (ふつうは大カッコと数字のセット) を押します。すると「脚注」アイコン (しおりマーク) または、その脚注を作ったテンプレートのアイコン (とその名前) が現われます。いずれにしろ「編集」ボタンを押すとダイアログボックスが開き、脚注を編集できます。

「脚注」アイコンと対応する「編集」ボタンを押すと、脚注のダイアログボックスが開き、そこで内容を編集できます。

多くのウィキでは、脚注を整形するテンプレートを用いています。テンプレートを利用して脚注を付けた場合、脚注情報にカーソルを当てると、脚注フィールド内の情報が強調表示になります。

使用してあるテンプレートの出典の情報を押すと、テンプレート アイコン (ジグソーパズルのかけら) とともに情報を表示します。「編集」ボタンを押してテンプレート編集欄を開き、テンプレートの内容を編集します。


出典を押して標準の出典テンプレートが表示された場合は (右のサンプルを参照) 「編集」ボタンを押して編集欄を開きます。

テンプレートの編集欄では、情報のタイプを加減したり、内容を編集したりします。記述されたフィールド (テンプレートの変数) だけが表示されます。フィールドを追加するには、編集欄のいちばん下にある「追加」を押します。

完了したら、「変更内容を適用」を押します。

既存の出典の再使用

ページに既存の出典がある場合、あなたが出典を示したい文章にそれを再利用できます。

既存の出典を再利用するには、文中の出典 (と出典番号) を追加したい場所にカーソルを置いて「引用」メニューの「再利用」アイコンを押します。

(注記: 上記の3番目の脚注システムを採用するウィキでは、「引用」メニューに「再利用」項目が出る代わりに、編集欄に「再利用」タブが表示されます。)


脚注 ダイアログで、再利用したい文献の一覧を見て、それを選択します。多くの文献がある場合、検索ボックス (「現在の引用内を検索」と表示) を使って、特定のテキストを含む文献のみを列挙できます。

新しい出典の追加

「引用」メニューを使って脚注を新たに追加するには、文中の脚注をつけたい位置をクリックします。 そして「基本」をクリックします。

「基本」の引用を使用

基本の出典アイコンを押したときの画面表示はこうなります。 出典エディターでは、出典の追加と、既存の出典の整形ができます。

脚注を既存のグループに含めることもできますが、通常は空欄のままにします。 (これは「情報源一覧」ツールを使ってグループ化した脚注を表示させるオプションを説明しています)


出典エディターのドロップダウンボックスを使い、新しい出典に出典あるいはその他のテンプレートを含めるには、出典エディターの「挿入」ツールバー メニューにあるテンプレート アイコン (パズルのピース) を押します。

それから、他のテンプレートの操作と同じように、使いたいテンプレートを探して追加してから望む通りに編集します。 (テンプレートの詳しい解説は、以下に テンプレートの編集のセクションがありますので参照してください。)

新しいテンプレートの編集が終わったら、「変更内容を適用」を押して引用エディターに戻り、もう一度「変更内容を適用」を押して元の編集していたページに戻ります。


ページにまだ「出典の一覧」がない場合(例: そのページで初の出典を追加するとき)、閲覧者に対して、どこに出典一覧および出典情報を表示するか、決める必要があります。

脚注の一覧を表示させたい場所 (通常はページ下部) にカーソルを置き、「挿入」メニューを開いてから「情報源一覧」アイコン (3冊の本) を押します。


ごくまれなケースとして、複数の出典グループを用いる場合は、このダイアログでグループを特定します。そのグループを作ったページの利用者が指定した箇所に、特定のグループに属する脚注のみ表示します。

脚注一覧ダイアログを終えるには「挿入」を押します。

標準の引用テンプレートの使用

もしご使用のウィキで独自の出典テンプレートを用意していると、「引用」メニューに表示します。よく使われる出典テンプレートにすばやくアクセスできます。 (ご使用のウィキで出典テンプレートの追加は、ビジュアルエディター/参照ツール で方法を説明しています。)

テンプレートの例えば「Cite book」アイコンを押すとテンプレートのミニ エディターが開き、必ず記入するべきフィールドに「*」(アスタリスク) が付いています。もっともよく使われるフィールドが表示されますが、すべてに記入する必要はありません。

変数を追加するには、ミニエディターのいちばん下までスクロールし、「追加」を押します。

完了したら、「挿入」を押します。

画像などメディアファイルの編集

画像の編集

新しい画像 (または別種のメディア) を挿入するには、「挿入」メニューの「画像とメディア」 (山の絵) を押してください。カーソルがどこにあっても画像が追加されます。

「画像とメディア」アイコンを押すとダイアログが開き、編集中のページの名前と関連するメディア ファイルを自動的に検索します。探す範囲は、ウィキメディア・コモンズやローカル ウィキです。

ダイアログの検索枠にあるテキストを変更すれば、また別のメディアファイルを探すことができます。

サムネイルを押してファイルを選択してください。

こうするとあなたが編集中のページに画像が配置されます。


選んだ画像がページに追加されると、続いて新しいダイアログが開きます。このメディア ダイアログで、画像のキャプションの追加および編集ができます。キャプションでは書式設定やリンクもできます。

メディアダイアログでは、スクリーンリーダーを用いているユーザや画像表示をオフにしているユーザの助けになる代替テキストの追加もできます。

「高度な設定」のウィンドウで様々なパラメータを設定できます。パラメータには画像の配置位置、タイプ、大きさなどがあります。

キャプションを編集したら「変更内容を適用」を押します。すると、ダイアログが閉じ、通常の編集画面に戻ります。

すでに配置済みの画像に対しては、画像を押してキャプションを追加または編集したり、設定を変更したりして、それから「画像とメディア」を押します。

既存の画像のサイズを変更するには、画像を押してサイズ変更アイコン(画像の隅に表示される両端がとがった矢印)を動かします。

画像をドラッグ&ドロップすることにより、画像を上または下に移動することができます。

画像のアップロード

画像をアップロードする方法は3つあり、メディアダイアログのタブで処理するか、表示用画面で画像を選択しエディタにドラッグ&ドロップするか、画像をクリップボードに複写してからエディタに貼り付ける(コピー&ペースト)ことができます。

「アップロード」タブを押してご利用のPCから画像を選択します。 ファイル名をタイプするのでも、画像を枠内にドラッグするのでもかまいません。 このタブは、画像表示ソフトから直接、ドラッグ&ドロップしたり、画像をクリップボード経由でコピー&ペーストしたときに自動的に開きます。

画像に説明とカテゴリを加えて、ほかの人がその画像を見つけられるようにしてください。

完了すると画像はページに挿入されます。

メディアギャラリーの編集

新しくギャラリーを追加するには、ツールバーの「挿入」→「ギャラリー」アイコン(2枚重なった写真) を押します。(もしメニューに表示されない場合は、ご利用のウィキがこの機能の導入を先送りしていると考えられます。)

ビジュアルエディターを使い、既存のギャラリーを編集するには、対象のギャラリーを押します。次に「ギャラリー」と表示されたボックス内の青い「編集」ボタンを押します。するとエディターが開き、ギャラリー内の画像すべてがリストされます。
ギャラリー編集機能は、現状では簡略な箱を表示し、既存のギャラリー(画像のまとめ表示)の編集にウィキマークアップを使います。既存のギャラリーに画像を加えるには、画像のファイル名を入力、直後に半角縦棒(|)を書いてから、画像の説明文(キャプション)を記入します。画像と画像は改行で区切り、1行に1点ずつ示します。 一覧にある画像は、キャプションを編集したり、あるいは「削除」ボタンで削除したり、ドラッグ&ドロップで順番を変えたりできます。

「完了」ボタンを押すとギャラリーエディターが閉じます。必ず画面でギャラリーの変更内容を見て、閲覧者にどう表示されるか確認してください。

ギャラリーエディターを閉じただけでは、変更は公開されません。ビジュアルエディターを使った他の変更同様、ページそのものを公開すると作業結果が公開になります。

テンプレートの編集

MediaWiki のテンプレートシステムは強力であり、複雑なコンテンツを挿入したり、他のページから引用したりなど、さまざまな操作ができます。詳細な説明と事例集は、テンプレートのヘルプページをご参照ください。

ビジュアルエディタを使うと、適切なテンプレートを探したり、編集しているページに関数の呼び出し (invocation) つまり参照読み込みのテンプレートを書き込んだりでき、必要に応じてパラメータを利用して特製のコンテンツを追加することもできます。

新しいテンプレートの追加

ページにテンプレートを追加するには、ページ内のテンプレートを挿入したい箇所にカーソルを置きます。 次に挿入メニューを開き、「 テンプレート」アイコンを押します。 代わりの方法として、2個の波括弧 {{ を入力すると小さなダイアログが開きます。
希望のテンプレートを探すには、その名称またはヒントになるキーワードや言葉を入力します。 ファイル名か関連語を含む検索結果は、ドロップダウンの一覧に並びます。 もしテンプレートの正式な名称が分からなくても、この方法なら関連性のあるテンプレートを探すことができます。

キーワード検索では、探している種類のテンプレートにヒットしない場合、内容が似た別のページを見つけて編集モードで開き、どんなテンプレートを使っているか確かめる方法があります。 探しているテンプレートの名前が見つかったら、この検索窓に入力すると挿入できます。

画面キャプチャ。ビジュアル編集モードでテンプレートを探す

既存のテンプレートを編集する方法もあります。 変更するテンプレートを押すと青みがかった色に変わり、ボックス内に「 テンプレート」アイコン (訳注:パズルのピース形) が現れます。 次に「編集」を押すか、テンプレート自体をダブルクリックし、開きます。
Screenshot of the VisualEditor interface with a template selected

テンプレートにはページの閲覧者によって表示されないものがあります。 ビジュアルエディターでは、そのようなテンプレートは可視化してあり、直接、クリックして編集したり除去したりできます。 パズルのアイコンと、その脇にテンプレートの名称が現れ、どちらも文字の色はグレーです。
Screenshot of hidden templates in the Visual Editor interface

テンプレートの引数

このダイアログボックスは、テンプレートを追加したり既存のものを編集するときに表示されます。 ダイアログボックス内の項目は、対象のテンプレートにTemplateData があるか、他の編集者が記入した有用なメタデータがあるなら、ビジュアルエディターでのテンプレート編集が楽になります。

テンプレート内にTemplateDataが書いてあると、ビジュアルエディタは記入するべき欄を表示して説明を添えます。


コミュニティが合意して書き込んだTemplateDataを含む場合、ビジュアルエディターは名前付きパラメータの一覧を表示し、しばしば値ごとに意味の説明や必要な書式の指示が添えられます。

Screenshot of template parameters in the Visual Editor interface
Template parameters in the Visual Editor interface

オプションのパラメータは無効にできます(左端のチェックボックスを青色から色なしに変える) パラメータに添えたチェックボックスが薄いグレーで押しても反応しない場合は、パラメータに必須の要素のため無効にできません。

新しいテンプレートを追加すると、オプションのパラメータが自動的に有効になっていることがあります。 その場合、テンプレートの作者がそれらのパラメータの使用をお勧めしている印です。 テンプレートのパラメータはすべてチェックして、その使い道を理解しているかどうか確かめるとベストです。

パラメータをテンプレートに追加するには、チェックマークを有効(色つき)に変えます。 すでに見えているパラメータをクリックすると、そのパラメータの入力欄に飛びます。

テンプレートのパラメータによっては、「廃止された」という表示が出ます。 テンプレートを追加する時は、廃止されたものは使えません。画面に表示される理由は、そのテンプレートをまだ記載している古いページがあるからであって、テンプレートは正しく作動しません。

Screenshot of template parameters in the Visual Editor interface
Interface for adding more parameters to a template in the VisualEditor

説明のないパラメータを追加する

テンプレートの追加もしくは編集をするとき、テンプレート執筆者がTemplateDataにパラメータの解説を述べていない場合、「説明なし」「名前なし」のパラメータという状態です。 このような場合、テンプレートの解説ページを確認してください。 するとテンプレートのそれぞれのパラメータをどう正しく使うか、操作するか理解できます。 これは、パラメータ執筆者が与えた個々のパラメータの正しい名称を覚えることでもあります。

もしテンプレート解説文書の中に、パラメータの name 要素は無しにすると書いてあったら、無名のパラメータを入力する方法でパラメータのプレースホルダに数字を記入し、通常どおりに編集対象の値の次に記入します。

例:

  • 1番目の名前なしパラメータ: “1”
  • 1番目の名前なしパラメータの値:“en_US”
  • 2番目の名前なしパラメータ:“2”
  • 2番目の名前なしパラメータの値:“yes”

もし実在しない、スペルが間違っている、またはエラーになるパラメータを書き込んだ場合は、それらのパラメータに値を入力しても、編集中の文の中に表示されません。

Screenshot of a template missing TemplateData
Template without TemplateData in the Visual Editor

自動生成のパラメーター

この例では対象とするテンプレートには TemplateData が足りませんがパラメータの自動生成ができました。これはシステムが解説のないパタメータを利用者の代わりに入力したからで、その場合もパラメータの名前は簡単に理解できなかったり、ダイアログに指示や説明が表示できなかったりします。 結果として、ダイアログボックスにテンプレートの解説文書へのリンクが表示され、これはテンプレートのさまざまなパラメータを推測して入力するのに役立ちます。

複雑な構成のテンプレートのコンテンツを編集する

編集作業中に開いたテンプレートが、複数のテンプレートの組み合わせの場合、あるいは単体のテンプレートから複数のウィキテキストにリンクが張ってある場合に出会うかもしれません。 これは、以下に説明する入れ子のテンプレートとは異なります。 この事例では、テンプレートは積み重ねあるいは接続された形で視覚化する方が良いです。

このコンテンツにはしばしば「不均衡なテンプレート」、つまり単体では不完全で、何らかのウィキテキストまたは他のテンプレートとの組み合わせないと機能しないテンプレートが含まれます。

これらの互いに関連したテンプレートの内容の要素は、ウィキテキストで作成しなければなりませんが、ビジュアルエディター内でも編集できます。 このような場合、ダイアログの上部に通知が現れて状況を示し、サイドバーの下部に専用のツールバーが表示されます。 そこでアイコンボタンを使って、テンプレートの追加、ウィキテキストの追加、要素の削除や順番の変更ができます。

Screenshot of the interface to edit multi-part template content in the VisualEditor
Editing multi-part template content in the VisualEditor

入れ子のテンプレート

テンプレートのパラメータに、別のテンプレートを組み込むことができます。 テンプレートの書式を読むと、波カッコ2個で囲んだ値を見かけますが( {{ }} )、それが入れ子のテンプレートの箇所です。

ビジュアルエディタは、編集者の利便性を優先するために、この別のテンプレートに埋め込まれたもの (入れ子のテンプレート) を表示できません。そこで、入れ子のテンプレートをに書きたい場合は、ウィキテキストでテンプレートのどこに何を書くか、正しい方法を覚える必要があります。

Screenshot of the VisualEditor template interface showing an embedded template
Embedded template in the VisualEditor

編集を完了する

テンプレートの編集が完了したら、「変更内容を適用」を押します。 次に編集をプレビューし、希望したとおりの見た目になっているかどうか、確認してください。

このときエラーメッセージが表示される場合があり、それは (前述の他の TemplateData 同様に) コミュニティが提供したコンテンツであり、便利さには差があります。 エラーの原因を突き止めるには、そのテンプレート自体の解説文書を参考にする必要があるかもしれません。 まだトラブルが解決しない場合は、問題点をテンプレートのトークページに投稿することもご検討ください。


テンプレートの除去

ビジュアルエディターでテンプレートを除去するには、テンプレートボックスをクリックします。 キーボードの「Delete」または「Backspace」を押します。 テンプレートはページに表示されなくなります。
Screenshot of the button to remove a template
ビジュアルエディターで特定のテンプレートを除去する

モバイル機器で編集する

モバイル端末の利用者が、ビジュアルエディタを使ってページにあるテンプレートを編集する場合は、最初はサイドバーが非表示になっています。「表示/非表示」ボタンを押して切り替えてください。
Screenshot of editing a template on a mobile device
モバイル機器でビジュアルエディターを使いテンプレートを編集

テンプレートをsubst展開する

ウィキページにテンプレートを挿入するには、その内容と見た目はそのページが読み込まれるときに毎回、評価され、その基準はテンプレートに含まれるパラメータのコードと値です。 これはつまり、誰かがテンプレートのコードを更新すると、そのテンプレートを使用するすべてのページでも、そのページが表示されたときに更新されます。

それに加え、テンプレートの利用にはあまり浸透していない方法があり、それはテンプレートの subst 展開と呼びます。 これを実行すると、その瞬間に表示されている通りのテンプレートの内容が挿入され永久的に読み込まれます。テンプレートのコードが後日、変更されたとしても更新されません。

ほとんどの利用者にとって、サブスティチュートは必要ありません。 サブスティチュートが有効な場合は限定され、特定のテンプレートの特定のバージョンそのままの見た目を捉えたい場面のみであり、例えばコンテンツが開発途中とか、査読を受ける必要があるなどの場合が該当します。

ビジュアルエディタを使ってテンプレートをサブスティチュート (代入) するには、名前構文 subst:<template name>を記入します。 次に青色の「追加」ボタンを押します。

完了したら「挿入」を押すと、テンプレートの内容を見たまま挿入します。

Screenshot of editor using SUBST to add a template
Adding a template using SUBST in the VisualEditor

箇条書きの編集

ビジュアルエディターを使って箇条書きにしたり、編集したりできます。番号付きと番号なしの2種類の書式から選べます。

箇条書きを作るには、ここに示した2つのメニュー項目のどちらかを押すだけです。あるいは既にある箇条書きを選択 (色を反転)してから、次にメニュー項目のどちらかを押します。


番号なしと番号付きの箇条書きのサンプルを示します。

既存の箇条書きの一部でインデントの深さを変えるには、まず変更したい部分を選択します。

次にメニューもしくはタブ (TAB) キーを押します。タブキーを押すとインデントが深くなります。インデントを浅くするには、シフトキーと同時にタブキーを押します。

インデントの深さを変更した結果はこうなりました。

番号付き箇条書きと番号なし箇条書きを混合することもできます。その場合は、種類の違いをインデントの深さで区切ります。

表の編集

ビジュアルエディターで、表を挿入したり編集したりできます。

利用者のコンピューターからカンマ区切りのテキストデータ (.csv) を、メインの編集ウィンドウにインポートすることまでできます。


ツールバーの「挿入」→「表」を押すと、ビジュアルエディターにより4×4の空欄の表が挿入されます。

ここで「表」メニューが表示されるので、表の題名を付けます。


1回押して、セルを選択。

セルの内容の編集をするには (例:内容の追加や修正) 、セルを2回押すか、もしくはセルを選択してから Enter キーを押します。

編集を終了するには、セルの外を押します。


行や列の追加、移動もしくは削除ができます(訳注:表メニューから操作を選択)。

セルの統合は、セルを選択し、表メニューから「統合」を選択。

セルを統合すると、特定のセル1個だけの内容が保存され、その他のセルの内容は上書きされます。消えてしまった内容をすべてもしくは一部使いたいときは、「統合解除」を押して操作を取り消し、まず保存もしくは移動したい内容のあるセルをひとつずつ開きます。外部のエディターソフトなどに、保存もしくは移動したい内容を移動もしくはコピーします。これを必要なだけ繰り返した後、セルを統合します。

以前に統合したセルを分割できます。分割する前のセルの内容は、分割後の最初のセルに入ります。必要に応じて、その内容をカット&ペーストして、分割したほかのセルに移動できます。

カテゴリの編集

カテゴリを編集するには、「ページ設定」メニューから「カテゴリ」ボタンを押します。

「カテゴリ」ボタンを押すとダイアログが開きます。カテゴリ一覧が表示され、新しいカテゴリを追加したり既存のものを削除したりできます。

カテゴリページでその記事のソート順を決定するためのデフォルトソートキーを設定・変更するオプションもあります。

たとえば「テイラー・スウィフト」の記事を検索するには基本的に「スウィフト、テイラー」の語順で実行します。「グラミー賞受賞者」のカテゴリでは、「テ」ではなく「ス」の項目に分類されるのです。


ページにカテゴリを追加するには、「追加するカテゴリ」欄にカテゴリの名前を入力します。入力するにつれて、ビジュアルエディターが既存のカテゴリから候補を検索します。既存のカテゴリを選択することも、まだカテゴリページがないカテゴリを追加することもできます。(変更を公開した後、カテゴリページを作成するまでは、新しいカテゴリは赤リンクとして表示されます。)

既存のカテゴリを除去するには、そのカテゴリを押して、開いたダイアログにある「除去」アイコン(ごみ箱)を押します。

カテゴリを押して、その特定のカテゴリにソートキーを設定することもできます。このソートキーは既定のソートキーよりも優先されます。


カテゴリの編集を完了し「変更内容を適用」を押すと、通常の編集画面に戻ります。

ページ設定の編集

ページの設定を編集するには、ツールバーの「ページ設定」(横棒3本のアイコン) を押して開き、「ページの設定」ボタンを押します。

「ページの設定」ボタンでオプションが並んだボックスが開きます。

「このページを以下のページにリダイレクト」をクリックしてチェックを入れ、その下にリダイレクト先にしたいページ名を入力すると、リダイレクトを設定できます。あなたが編集しているページを、今後、閲覧者が開こうとすると、リダイレクト先に入力したページへ転送されるようになります。

下にはページの改名によって、このリダイレクト・ページが更新されないようにするオプションがあります。これを使うことは滅多にありません。


これら3つのボタンのいずれかを選択することにより、ページに目次を表示するかどうか変更できます。既定の「必要であれば表示」では、見出しが3つ以上あると目次を表示します。

このチェックボックスをオンにすると、各節見出しの横の「編集」リンクを非表示にできます。

ページ設定の編集が完了したら「変更内容を適用」を押して通常の編集画面に戻ります。

地図の編集

地図を追加して変更できます。Help:VisualEditor/Maps を参照してください。

数式の編集

ページに数式を新たに追加するには、挿入したい場所にカーソルを置き、ツールバーの「挿入」メニュー上の「数式」アイコン(「Σ」)を押します。

するとウィンドウが開くので、数式をLaTeX構文で記入します。文字入力を始めるとビジュアルエディターが数式を更新し、画面で内容を確認できます。数式を書き終えたら、「挿入」ボタンを押します。

ページ内の既存の数式を編集するには、それを押して選択し、表示された「Σ」アイコンを押します。開いた数式ウィンドウで数式を変更します。

数式はインラインもしくは中央寄せに配置できます。

楽譜の編集

ページに楽譜を追加するには、挿入する場所にカーソルを起きます。 次にツールバーの「挿入」メニューから「楽譜」のアイコンを押します。

既にある楽譜を編集するには、それを2回押します。


すると「楽譜」ダイアログが開き、楽譜を「コード」 (ABC) もしくは「音符」 (Lilypond) のどちらかの形式で編集できます。 また既存の録音ファイルとのリンクは「オーディオ」もしくは「高等」(MIDI) の項目を選んでから手順に従います。 編集が終了したら、「完了」ボタンを押してダイアログを閉じ、変更を公開します。

詩その他の特殊な項目の編集

ビジュアルエディターでは、連想リストや詩など特殊なアイテムの編集はまだ部分的にしかサポートしていません。

多くの場合、既存の項目は編集できるものの、新しい項目はビジュアルエディターで挿入できません。

ビジュアルエディターのサポート態勢が完全に整うまでは、直接、ウィキテキストのソースを編集したり、他の記事からコピーしたりしましょう。


エディターの切り替え―ビジュアルとウィキテキスト

ビジュアルエディターからウィキテキストエディターに切り替えるには、ツールバーの右端にある[[ ]]のアイコンを押します。


差分が表示されます。(直前に「編集内容を破棄」を押した場合はウィキテキストのみ表示されるので、ウィキテキストエディターで編集をします。)

画面をスクロールすると、下のほうにウィキテキストの編集領域があります。


あるいはウィキテキストエディターからビジュアルエディターに切り替えができます。ツールバーの右端にある、鉛筆形のアイコンを押してください。

キーボード ショートカット

多くの編集者はウィキテキストを直接記入するのに慣れています。とりわけ、太字、斜体、ウィキリンクなど。 キーボードショートカットを使えば、ツールバーをクリックしなくても、同様な書式追加を迅速に行うことができます。ビジュアルエディターでも機能するショートカットがあります。

PC ショートカット 操作 Mac ショートカット

Ctrl+B 太字 ⌘ Cmd+B

Ctrl+I 斜体 ⌘ Cmd+I

Ctrl+K リンクを挿入 ⌘ Cmd+K

Ctrl+X 切り取り ⌘ Cmd+X

Ctrl+C コピー ⌘ Cmd+C

Ctrl+V 貼り付け ⌘ Cmd+V

Ctrl+Z 元に戻す ⌘ Cmd+Z

すべてのキーボードショートカットの一覧 も参照してください。