ウィキメディアアプリ/チーム/iOS/iOSアプリでの資金調達実験
このページの要旨: This was a page to explore experiments for developing new ways to fundraise beyond banners and emails on the iOS app during August-September 2024. The Mobile Apps team proposed enabling readers to donate directly from article pages and invited volunteers to collaborate, refine the idea, or suggest alternatives. The intention was to test the idea through a small-scale experiment in non-English Wikipedias and discuss the results before proceeding further. The team decided not to move ahead with this specific idea discussed here, so this page is no longer active. Please follow Reader and Donor Experiences to learn about other ongoing experiments. |
背景
モバイル アプリ チームは、ウィキペディアの iOS アプリ内で資金調達の新しい形式を試験的に導入する計画を立てています。この取り組みは年次計画主要成果 3.2の一環であり、バナー以外の収益源の多様化と、既存の寄付者に感謝の気持ちを伝えることを目標としています。 As the internet changes in the years to come, we anticipate that people will increasingly get Wikipedia content on other sites and apps (like search engines and chatbots), instead of going to Wikipedia directly. If that happens, Wikipedia content will still be important to the world, but it will be harder to raise money from banners on our site. This means that we need to develop new ways to raise the funds that keep the wikis functioning. You can learn more about why finding new fundraising pathways matters, on our annual plan page.
We want to be thinking together about how it makes sense to fundraise beyond banners. One line of thinking is how we can give readers the opportunity to donate to the Wikimedia Foundation when they are feeling gratitude for Wikipedia, and for the content they’re reading – regardless of what time of year it is. For many readers seeing a banner, it may not be the right time at that moment to donate for a variety of reasons. How might we make it easy for them to donate when that moment of appreciation hits? And how might we honor requests from existing donors to recognize their monetary contributions as they use Wikipedia?
Why on the mobile apps?
モバイル アプリは、実験を行う自然な場を提供しています。アプリの利用者はモバイルやデスクトップのウィキペディアよりも規模が小さく、最近ではコミュニティの要望に応じて、寄付体験の向上のためにネイティブの ApplePay と GPay を追加するための投資を行いました。 Additionally, the technical nature of the apps affords us the opportunity to run quick experiments and get feedback in a way that is not as disruptive as on Web.
Although we want to test concepts in the App, we will collaborate with cross platform editors, readers, and donors early and often throughout our process. Our method for collaboration includes discussions on-wiki and off-wiki with our community of editors, donors, and readers. We are mindful that fundraising is not an area to be taken lightly, which is why we are taking the approach of sharing concepts early and often, and proceeding with the expectation that we will only scale, pivot, or abandon ideas based on quantitative and qualitative data.
タイムライン
2024年8月:初期コンセプトのフィードバック期間
- モバイル アプリ チームはこのページで初期コンセプトとワイヤーフレームを共有し、フィードバックを募り、会話を始めます。
- ウィキマニア2024開催中の8月7日ウィキメディア財団募金バナーメッセージワークショップと、8月8日にこのコンセプトについて話し合うウェブラウンドテーブルを行います。
- 編集者の皆様には、ディスカッションページにて、ご質問、懸念事項、サポート、フィードバック、代替案などを共有していただくようお願いいたします。
- 寄付者や読者とのオフウィキでのフィードバックを受け取り、その結果を共有します。
2024年9月: クリッカブル プロトタイプまたは更新されたワイヤーフレームに関するフィードバック (if we have an idea we like together)
- ディスカッションからのフィードバックを取り入れ、これをテストすべきというコンセンサスが得られた場合レビュー用にクリック可能なプロトタイプを作成し、共有します。
- We'll hold consultations and user interviews to solicit feedback on the prototype.
It is intentional that additional dates are not planned in this section, because we want to have the flexibility to pivot and abandon concepts as needed. Consider this section a working section that will be updated as we continue to learn.
アイデア #1: 記事バッジ
Note: this is the first idea that the Mobile Apps team is proposing we discuss together. Other ideas are very welcome!
実験的な寄付体験のためのアイデアの一つは、iOSアプリの記事ビューに寄付オプションを追加し、読者がその記事のバッジを得るために寄付できるようにすることです。読者がその記事に戻るとバッジはアクティブとなっており寄付者として認識されます。私たちは、このコンセプトには次のような可能性があると考えています:
- 読者を巻き込んでそれぞれがウィキペディアとその記事、プラットフォームに寄せる賛意を示してもらうため。 寄付者によってはアクセスした役立つ情報に敬意を表するために「お礼したい」と言うことがあります。
- 寄付者を増やす 過去の寄付を認識し、ウィキペディアを利用しているときの経験を工夫。 寄付者によっては異なるデバイスやブラウザでウィキペディアに戻ったときに識別されることを求めることがあります。
- 記事から得る価値を理解してもらう 読者が一つの記事から得た価値を他の読者に、その記事執筆に貢献した人に。 この件の付帯事項として、特定の記事を契機に寄付した編集者や読者の総数を見える化すると、他の読者が記事をいかに重宝しているか把握できるはずです。
寄付をすることはウィキメディア運動への非編集的な参加の一形態であり、読者がウィキペディアとのつながりを深めることになります。研究によると、新規アカウント保持者はアカウントの一部として「寄付関連の機能や情報」を期待していると示されています。記事バッジを通じた認識の提供は、アカウントに付随する寄付関連の機能の一つになるかもしれません。
User stories
User stories are simple statements that product teams use to focus on what we’re trying to accomplish. These are some that we’re thinking about for this idea.
- As an avid Wikipedia reader and supporter, I want to note what article I was finding useful at the time I donated, so that I can show appreciation for the content of the article, the people behind it, and the Wikimedia Foundation for hosting and making the article free and accessible.
- As someone who has donated to the Wikimedia Foundation multiple times in the past year, I want the article or platform to update after I’ve donated, so that I can feel appreciated and recognized for my monetary contributions.
- As a Wikimedian, I want to know what alternative fundraising opportunities are possible and successful on Wikipedia.
この機能は:
以下は、iOSアプリの記事表示の中でこの機能がどのように機能するかについての、大まかな要件、ワイヤーフレーム、初期のアイデアです。⚠️ 記事がスポンサーコンテンツであるという印象を与えないように、言葉は明確でなければなりません。以下のワイヤーフレームは初期のアイデアであり、最終的な製品機能となるとは限りません。 We expect the wireframes to evolve as we receive feedback.
Requirements
- Users have awareness that donations are to the Wikimedia Foundation, and not the subject matter of the article
- Users have awareness that their donation is in appreciation for the article, and not directly to the article and the editors who have or will work on it
- It should be clear that a donation does not do anything to the article, such as raise its priority for content improvements, or prioritize it in search results.
- The badge should be visible to the user, but should not negatively affect the reading experience
- After donation is completed in app, the badge could turn active
- The active badge could be visible every time the user re-visits that article or app, recognizing their past contribution
- There must be logic in place to address cases where an article is deleted, merged, or renamed.
- The user should understand that they are interacting with an experimental or beta feature.
- この実験は、私たちのDonor Privacy PolicyとData Retention Guidelinesを遵守していることを確認するための法的審査を受けなければなりません。
- 利用者がバッジを無効にできるトグルを設定に追加します。
- Users can clear their locally-stored donation history.
Optional
- どの記事から自分が寄付したか、個別の利用者が一覧を確認できるようにします
- アクティブなバッジには、ホームスクリーンのウィキペディアアプリのアイコンの色を変えたり、資金集めのバナーを非表示にしたりといった特典もありえます。
- ウォッチリストに機能が組み込まれ、利用者は自分のウォッチリストの記事が何回支持されたかを見ることができるようになるかもしれません。
- The number of users who have donated from that article could be displayed publicly (anonymized total)
High-level Wireframes
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ツールチップで新しい追加要素を紹介することができます。
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この記事から何人がウィキペディアを支援したかを示すオプションのピープルカウンターがあります。
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利用者がアイコンをクリックすると、寄付の仕組みとウィキメディア財団への寄付がどのように使われるかについての案内が表示されます。
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Apple Payで寄付するユーザーの例。既存のフローを利用。
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タッチ/フェイス ID チェックアウト
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確認スナックバー。
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これはこの記事から利用者が寄付をした後のピープルカウンターのアクティブな状態です。
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「バッジ」は記事ごとに獲得されます。例えば、次に「気候変動」の記事を訪れる利用者には、アクティブでないバッジが表示されます。
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記事バッジを非表示にする設定をグローバル設定内で可能にすることもありえます。
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新しいUI要素について利用者に伝えるためのオプションのツールチップ。
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利用者は自分が寄付をしたすべての記事の概要を見ることができます。
特定の記事でバッジを獲得するために寄付をするのがコンセプトですが「バッジを獲得する」と命名する必要はありません。以下はネーミングに関する他のアイデアです。お気に入りのものや他の提案があればお知らせください!
- チャンピオンはこの記事
- この記事を称える
- この記事に敬意を表する
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代わりのアイコンと表現: チャンピオンはこの記事
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代わりのアイコンと表現: この記事を称える
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代わりのアイコンと表現: この記事に敬意を表する(1)
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代わりのアイコンと表現: この記事に敬意を表する(2)
リスク
このアイデアに関心がある場合は、外部でのテスト前にリスクを特定し、安全策を講じ続ける予定です。以下は、チームやボランティアがこのアイデアについてこれまでの話し合いの中で挙げたリスクと考慮事項です。記事バッジのコンセプトについて、どのような懸念があるでしょうか?また、外部テスト前に見ておくべき変更点や考慮事項があれば教えてください。
何かの試験をすると決めた場合は、リスクの軽減や回避には防護策(ガードレイル)という対策ができます。
- リスク:読者は寄付先がウィキメディア財団ではなく、記事の主題である事柄(たとえば政治家や他の非営利団体)であると誤認します。
- ガードレイル:クリックして寄付すると、読者には次の段階でウィキメディア財団ロゴを添えて、寄付金の使途の情報を明示的に示します。
- ガードレイル:募金後に利用者アンケートを実施して、自分の寄付金の使途を認識しているかどうか確かめることも検討できます。
- リスク:読者は自分の寄付金が当該の記事の編集者に支払われると誤認します。
- ガードレイル:寄付は(利用者がバナー経由で実行するように)この記事「経由」で実行するのであって、この記事が「対象」ではないと明確に表現する必要があります
- ガードレイル:クリックして寄付すると、読者には次の段階でウィキメディア財団ロゴを添えて、寄付金の使途の情報を明示的に示します。
- ガードレイル:募金後に利用者アンケートを実施して、自分の寄付金の使途を認識しているかどうか確かめることも検討できます。
- Risk: Showing the total number of donations on an article would affect the article’s NPOV, or actors would attempt to use it inappropriately on sensitive, controversial, or contentious articles.
- Guardrail: We could remove this aspect, and have the badge only visible to individual donors.
- Guardrail: We could prevent a high volume of repeat donations from the same actor
- ガードレイル:何かの試験をすると決めた場合は、確定した一連の記事を採用して当該の機能を特定の観衆に限定して表示する選択肢があります。
- Risk: Readers are offended by being asked to donate on articles about sensitive subjects.
- ガードレイル:何かの試験をすると決めた場合は、確定した一連の記事を採用して当該の機能を特定の観衆に限定して表示する選択肢があります。
- ガードレイル:募金後に利用者アンケートを実施して、この件に関する苦情や問い合わせがあったかどうか確かめることも検討できます。
話し合うための質問
これらの質問の一部またはすべてにお答えいただき、あなたの考えをお聞かせください:
- あなたの利用者名、活動中のウィキ、活動期間(月/年)は?
- 読者が寄付によって記事を「支援」し、その記事に視覚的な表示を見ることができることについてどう思いますか?もし懸念があれば、その点を説明していただけますか?
- このアイデアをモバイルアプリ(アプリ内で行われた寄付と閲覧された記事)のみでテストすることについて、どうお考えですか?もし懸念があれば教えてください。
- このアイデアをすべてのプラットフォーム(モバイルアプリ、デスクトップ、モバイルウェブ)で使用することについてどう思いますか?また、懸念事項があれば教えてください。
- あなたが編集/作業した記事に、読者が寄付によって支援したことを示す視覚的な表示が出ることについてどう思いますか?どのような懸念がありますか?
- サポーターを示すアイコンや言葉についてどう思いますか?私たちは 「Champion/Honor/Appreciate this article」を考えました。他に何かありませんか?
- 寄付者による支持を示すこととプライバシーを維持することのバランスをどうとるべきでしょうか?名前を伏せて支援者数を表示することについてどう思いますか?
- 支持を視覚的に示すことが、記事の中立性や信頼性に与える潜在的な影響についてどうお考えですか?
- この視覚的なサポート表示を記事中で非表示にするオプションを利用者が有することについてどう思いますか?この機能はどの程度重要だと思いますか?
- このアイデアを改善するために、他にどのような機能や変更があればいいと思いますか?
代替案を奨励します: 記事バッジは、モバイルアプリ内で資金調達の実験的な形として実装される可能性のある多くのアイデアの一つに過ぎません。私たちは編集者、寄付者、読者の意見を聞きたいと思っています。ウィキペディアの読者が関心を持ち、寄付をする動機付けとなるような、アプリ内での実験的な寄付の形式についてアイデアをお聞かせいただけませんか? 既存の寄付者は、どのような機能があると金銭的な貢献を認識されたと感じるでしょうか?
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If you have an alternative idea that you would like to share for discussion, please add it on the discussion page! The Article Badge is just one idea for an experiment within the Mobile Apps. We want to hear from you: What are your ideas for an experimental donation format in the apps that will motivate Wikipedia readers to engage and donate?
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Updates
2024年9月
This page has sparked a rich discussion so far about the Article Badge idea. As shared in the annual plan (Wiki Experiences 3.2.1), our goal was to share the idea of a badge representing donors championing article(s) of interest and discuss it with community members to see if there was interest, concerns, or alternate ideas. Over the past 2 months, we've discussed this idea with 24 editors, readers, and donors through on-wiki and off-wiki conversations, interviews, and user testing. After analyzing the feedback, we have decided that we will not pursue development and testing of the article badge idea as it relates to championing an article through donations. We are thankful for all of the thoughts and opinions shared. Your feedback helped us come to a decision on whether or not to productionize this idea, and the alternative ideas shared will guide us as we think about future fundraising experiments.
While we are not going to continue working on the article badge idea at this time, other experimentation with fundraising is still part of the annual plan. Hearing the alternate ideas mentioned during these discussions was helpful, as they matched with two ideas we had also been considering: increasing the prominence of the donate button, and centralized donor recognition that is not tied to content. If you would like to learn more about why the Foundation Product and Technology teams are exploring fundraising experiments and find information about upcoming work, please visit Reader and Donor Experiences.
What did we learn?
- Overall, 7 editors were open to the idea of testing this concept. 5 were against the idea being tested. 14 editors expressed concerns with the idea as presented.
- 5 out of 5 user testing participants liked the feature and position of the icon next to the article and gave constructive feedback on icons and preferred language.
- There were 3 key concerns with the article badge idea that came up multiple times:
- Making it clear enough to the reader where their donation goes, and how it is spent
- 12 editors worried that readers would think their donation is supporting the editors, or the subject matter of the article.
- People said that readers are already often confused whether donations go to the editors, or to the Wikimedia Foundation, and this feature tying donations to articles may confuse them more.
- There was concern that this feature would lead readers to think that supporting a certain article entitles that article to receive special treatment from editors or the platform.
- Accounting for controversial and sensitive articles
- 5 people mentioned that it's important to consider how a feature like this would appear on controversial or sensitive articles, and how it could be misunderstood or misused.
- It was noted that the feature could be limited to a set of articles for initial testing, but people were concerned that there is not a sustainable way to ensure a feature like this does not display on controversial or sensitive articles at scale, across languages.
- Allowing donations to influence how an article appears
- 5 people expressed concerns about the idea of publicly displaying the count of donations on each article, noting that it would allow money to influence how an article appears.
- It was noted that displaying donation totals could lead to actors trying to influence content in inappropriate ways, or be used to promote certain topics over others in ways that violate neutrality.
- There is concern that readers might misinterpret the number of donations, and it would influence their perception of the content quality.
- Making it clear enough to the reader where their donation goes, and how it is spent
- Other concerns shared included:
- Gamifying of donations: 2 people expressed concern that allowing users to earn a badge after donation was a form of gamification, and they did not want Wikipedia to engage in gamification.
- Sparking larger Community reaction: there is concern that an experimental version in production would result in a larger pushback from editors.
- Changes in article state: 2 people expressed concern for how donors and the feature would react to changes in the article, for example if the article is substantially changed, deleted or merged.
- Alternative ideas shared/supported
- Change the location of the existing donate button
- 4 editors stated that they would prefer the Apps team look for a new/more prominent location for the donate button.
- Try a centralized badge on the app homepage that recognizes the donor, unrelated to articles
- This was suggested by 1 editor.
- Add donation option at end of article
- This was suggested by 1 editor, and 2 readers during user testing.
- Allow for custom app icon as donor recognition
- This was suggested as a part of the original project, and supported by one editor.
- Change the location of the existing donate button
- Learnings for future work
- Consider ways to recognize donors that don't associate their donation with a specific article
- Try increasing the visibility of existing donate options by testing new locations
- Explore ways to make donors feel special in a way that is private to them, such as recognizing their contributions within their app homepage, or offering them a custom app icon.
- Explore ways that readers can show appreciation without making a donation. Several people mentioned they were not opposed to the idea of allowing readers to express appreciation for articles, but did not want it to be connected with a donation.
- Consider the difficulty of A/B testing ideas similar to this. Avoid motivating a user to earn something that will be taken away after the test.
How did we collect feedback?
We heard from 19 unique editors on this concept and 5 readers, who are active on English, Japanese, Chinese, or Spanish Wikipedias. To hear feedback we took a number of actions:
- Shared the idea at the Wikimania 2024 Fundraising banner session
- Spoke with Japanese users at the in-person ESEAP meeting during Wikimania 2024, and held an interview with a Spanish community member
- Shared project page on Village Pump of Spanish Wikipedia. (Page was also shared by community members on English, and Japanese Village Pumps)
- Received and responded to feedback on this page
- Conducted user testing with the wireframes on userlytics.com with 5 participants (Spanish, Japanese and English speaking). We used this testing protocol to understand users' perception of feature.
2024年8月
- 16 August 2024: We rewrote parts of this page to more clearly communicate the purpose of this project & incorporate initial feedback. We’ll share an update soon with modified designs.