Help:臨時アカウント
ウィキメディアの各プロジェクトでは、アカウントを作っても作らなくても、だれでも編集できます。登録したアカウントから編集したとき、その編集は、最近の更新や 変更履歴のようないろいろなログやページで当該アカウントに結び付けられます。同様に、アカウント無しに編集したときは、その編集は、自動的に生成される臨時アカウント(temporary account)に結び付けられます。臨時アカウントは、ログインしていない編集者のために生成され、90日間有効となります。その後に同じ機器から行われた編集はすべて、同じ臨時アカウントに結び付けられます。
臨時アカウントが必要なのはなぜですか?
臨時アカウントの導入以前には、ログインしていない投稿者の編集には、IPアドレスが筆者として表示されました。IPアドレスには機密情報が含まれて、それに結びついた利用者のプライバシーと安全を脅かす可能性があります。利用者のプライバシーに対するこのリスクを軽減するために、我々は臨時アカウントの導入を決めました。このシステムの下では、臨時アカウントに結びつくIPアドレスは隠されて、臨時アカウント名だけが所定の編集の筆者として公開表示されます。
誰が臨時アカウントに結びつくIPアドレスのデータを見られますか?
臨時アカウントのIPアドレス情報を閲覧できるのは、不正利用対策でこの機能を必要とする利用者に限定されます。このデータの閲覧基準は、ウィキメディアでの臨時アカウントのIPアドレスへのアクセスに関する法的方針により明示されています。各編集時に使用されるIPアドレスは、編集後90日間保持されます。90日間が過ぎたら、このデータはデータベースから削除されます。我々がどんなデータを収集しどのように仕様するかについての詳細はプライバシーポリシーをご覧ください。
我々のボランティアモデレータは、あなたのIPアドレス情報の一部を閲覧できます。この情報は、不正利用対策の目的で必要としている利用者に限定して表示されます。表示される情報、表示基準、許容される使用目的はガイドラインで詳しく述べられています。
セキュリティ上の懸念がある場合は talktohumanrightswikimedia.org に連絡してください。
臨時アカウントの仕組みは?
- 臨時アカウントの名称は、
~2024-1234567
(チルダ, 現在の年, 自動生成された数字)のパターンになります。利用者は臨時アカウント名については選択も変更もできません。 - 臨時アカウントは、作成日から90日後に自動的に失効します。
- その後の編集には新しい臨時アカウントが割り当てられます。古いものは機能停止となり、使い続けることもログインすることもできません。
- 臨時アカウントにはログイン不能できません。臨時アカウントにパスワードは存在しません。
- 同一機器の同一ブラウザからなされた編集は、たとえ使っているIPアドレスが変わっても(例えば、自宅と珈琲店で編集しても)、すべて同じ臨時アカウントに結び付けられます。これは、あなたに割り当てられた臨時アカウントをブラウザのクッキーが記憶することにより行われます。
- 臨時アカウントは 閲覧履歴やopen tabのようなものではありません 異なるデバイス間でブラウザを同期させている場合でも、異なるデバイスでは異なるアカウントが割り当てられます これはブラウザの仕組みによるものです
- セッション終了(ログアウト)またはブラウザのクッキーをクリアすることで、臨時アカウントはいつでも無効化できます。
臨時アカウントの注目すべき点
- 臨時アカウントは登録アカウントとは異なります。短命で、機能も限られます。我々は臨時アカウントについて、通常の編集で得られる以外のデータは収集しません。
- 臨時アカウントは、ログイン済みアカウントに可能なすべての機能が利用できるわけではありません。 Commonsに写真を投稿するなど、一部の編集は、登録アカウントを持つ利用者のみ可能です。
- 臨時アカウントの利用者は、利用者ページとトークページを持つことができます。
- 臨時アカウントの利用者は、通知を受けたり、自分のトークページに新しいメッセージがあることを知らせるバナーを見たりできます。
- 臨時アカウントの利用者は、ログイン利用者から感謝を受け取ることができます。
- 臨時アカウントの利用者は、他の利用者に通知(ping) を送ったり受けたりできます。
登録済みアカウントの作成
臨時アカウントの利用者は、いつでも通常の、登録済アカウントを生成できます。 登録アカウントは最高のプライバシー保護を提供し、自分流に変更できる個人設定が多数使えます。 永続的なアカウントを登録するのは簡単ですぐできます。 登録アカウントを作成するのにメールアドレスは必須ではありません。 臨時アカウントでの編集やその他の活動は繰越できません。 ただ、新しい登録済アカウントの利用者ページから過去の臨時アカウントの利用者ページにリンクを貼ることは可能です。
関連項目
- Special:CreateAccount – アカウントを作成
- 信頼と安全製品/臨時アカウント – 関連するウィキメディア財団のプロジェクト
- 信頼と安全製品/臨時アカウント/開発者向け – 技術情報