Manual:構成スクリプト

MediaWiki をウェブ サーバーにダウンロードして展開した後、構成スクリプトを実行することで基本的なセットアップを完了します。このスクリプトは、ウィキを立ち上げて実行するために必要な情報を MediaWiki に伝えられるようにします。 以下の手順で、基本的な設定を行います。

MediaWiki 構成スクリプトをウェブ ブラウザーで実行する

MediaWiki 1.38 ウェブ インストーラー

以下の事例では、ウェブサイトが http://www.example.com/ にあることを想定しています。 物理的な場所は、ウェブ サーバー ソフトウェアの構成に依存します。 必要に応じて例を調整します。

1. ウェブ ブラウザーを開き、MediaWiki がウェブ サーバー ソフトウェアで構成されたウェブサイト アドレスまたはパスに遷移してください。
2. インストールしたMediaWikiのバージョンと「Please set up the wiki first.」のリンクがあるページが表示されるでしょう。 このリンクをクリックし、設定スクリプトの実行を開始してください。
   参考までに (直接アクセスしたい場合のために)、これは MediaWiki の mw-config ディレクトリににあります (したがって、上記の例を使用すると http://www.example.com/mw-config/、またはローカル マシンの http://localhost/mw-config/ になります)。
3. 言語を選択した後、構成スクリプトはいくつかの環境チェックを実行します。
4. データベースへの接続、MediaWiki の管理者アカウントの作成、ロゴや外装などの追加の設定に関する手順に従ってください。
   LocalSettings.php はデータベース ユーザーのパスワードをプレーン テキストで保存するため、ウィキ固有のデータベース アカウントを作成することを強く推奨します (固有なので root ではありません)。
5. スクリプトはデータベースを作成し、構成ファイルに書き込みます。
6. 設定スクリプトが終了したら、生成された設定ファイル LocalSettings.php をダウンロードし、ファイルを MediaWiki インストールの既定ディレクトリに配置してください。

LocalSettings.php には、MediaWiki を実行するために必要なすべての情報が含まれています。

厳格なファイル アクセス権を設定し、システム ユーザーが LocalSettings.php ファイルを読み書きできるようにします。
例えば、chmod 600 および chown <Webサーバーの所有者> (所有者による読み書き、その他の権限なし) を設定します。

これでウィキを使用する準備ができたはずです。MediaWiki のインストール先のアドレスをブラウザーで開いてください。

Manual:システム管理 で高度な設定を続けてください。

コマンドラインでの代替

代わりに、ウェブ ブラウザーの構成スクリプトではなく、コマンドライン インストーラーを実行することもできます: php maintenance/install.php