Help:ウィキペディア RSS フィード利用者マニュアル
概要
この機能はWikidataにIFTTT (IF This Then That) のサポートを付加するthe project(プロジェクト)の一環で開発されました。 この提言の趣旨(提案者Stephen LaPorte)は、IFTTT ウェブサイトを介さずにウィキペディア側の更新の通知を受信したい利用者に、代替手段を提供することです。 プロジェクトはGoogle サマー・オブ・コード2016の場でDerick N. Alangiが取り組み、以下のメンターが付きました。Lydia Pintscher 通称@nightrose、Stephen LaPorte、Marius Hoch、Bene Star (Bene*)。 プロジェクト(案)のまとめはウィキデータ(Wikidata IFTTTトリガー)向けのIFTTTサポート提供 です。
始めに
この節にはマニュアルの紹介と、マニュアルの通読に役立つヒントをまとめました。
要件
この節ではウィキペディアIFTTT ウェブアプリのRSS機能を使いこなす要件をすべて簡略に解説し、使用場面を説明します。
ソフトウェア
作業開始時にはコンピュータと安定した通信環境を整え(必須条件)、この機能を完全に動かすために以下のソフトウェアを揃えます。
- ウェブ ブラウザー:ウェブ サーフィンに使用するソフトウェア。 いろいろなウェブ ブラウザが一般に出回っていて Google Chrome、Safari、Mozilla Firefox などがあります。 このマニュアルの説明にはGoogle Chrome(この表示)を使います。
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Googleサーチエンジン(公式ホームページ)
- RSS フィードリーダ: RSSを使った購読の履歴を記録し、あとで探したり受信内容を読んだりするソフトウェアの一種。 これはMacBook ProにMacOS Sierraを積んで、ViennaというRSSフィードリーダを開いた画面です。 その他、さまざまなRSSフィードリーダが一般に出回っていますので試してみるといいかもしれません。 では筆者が使っているPCの画面をお見せしましょう。
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Vienna フィードリーダ(macOS Sierraで表示)
使用法
この節ではウェブ ブラウザーを使用して RSS フィードに接続する方法、フィード リーダーからの購読手続き、更新の受信と購読停止 (受信を止める場合) をステップごとに解説します。 前の節と同様にViennaを使って説明しますが、一般的なRSSフィードリーダーのアプリも、操作はほぼ同じです。
ウェブ ブラウザーで RSS フィードにアクセス
- ウェブ ブラウザー (例: Google Chrome) を開きます。
- アドレスバーに次のURLを入力。 https://tools.wmflabs.org/ifttt-testing/ifttt/v1/rss-feeds.
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ウェブ ブラウザーのアドレス バー (見本は Google Chrome)
- 数秒待つとページが読み込まれます。
- もし正しいページの代わりにエラーページ(例:404エラー)が表示される場合は、サービスが停止しています。サービスを再起動しますので、議論のページにメッセージでサービス停止をお知らせください。
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ウィキペディアRSSフィードのUI(見本)
フィードリーダを使ってRSSを購読
- 例えばViennaなど、RSSフィードリーダを開きます。
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RSS フィードリーダのインターフェース(見本はVienna)
- インターフェースの「+」アイコン(フィード購読ボタン)を押して、購読するフィードの指定を始めます。
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Viennaのフィード購読ボタンを赤線で示した(訳注:左上の角)
- 小さな別窓が開き、RSS購読URLの入力を求められます。 注記: 購読ボックスには Source フィールド (ドロップダウン) と値があります。値の既定値は URL ですが、ご利用のフィード リーダーにない場合は、URL に変更してください。
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フィードリーダでRSSフィードの購読ダイアログを表示したところ(Viennaの画面)
- Google Chromeのウィンドウ(先ほどリンクを開いたウィンドウ)に戻り、ウェブページに表示されたカードから好みのものを選び「RSSを表示」するアイコンを押します。(例:見本画面ではカード「Article of the day」にある「View RSS」ボタン)
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ウィキメディア IFTTT ツールの RSS カード + ボタン (ウェブ ブラウザーの画面)
- 数秒待つとRSSフィードリーダが立ち上がりXMLデータが読み込まれます。(見本画面を参照) この画面が表示されたら順調です。 ここでアドレスバーのURLをコピー。 この場合は次の通り:https://tools.wmflabs.org/ifttt-testing/ifttt/v1/triggers/article_of_the_day?lang=en 。次にRSSフィードリーダのインターフェース画面に戻ります。
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XML データ。ウィキメディア IFTTT ツールの UI のレスポンス
- RSSフィード リーダーのインターフェイス (見本は Vienna) に戻り、ウェブ ブラウザーでコピーした URL を購読ボックスにペーストしてから「購読」ボタン (見本画面の「Subscribe」) を押します。
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RSSフィードリーダの購読ボックスにリンクを入力(Viennaの画面)
- ひとつ前の操作を終えると、下記の見本と同様の画面が表示されます。 その場合は、RSSフィードリーダのインターフェースで新しい記事(Article of the Day)のフィード購読に成功した状態です。 購読したフィードの一覧は(見本の「subscription」の)右欄から選択すると、内容を読むことができます。
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ウィキメディアIFTTTツールのUI画面で、ウィキペディアの「新しい記事」のフィードを一覧。(Viennaで「Article of the Day」(AoTD)フィードを表示)
- フィードの内容を読むには、題名をクリックして下の欄に表示させます。(下図の見本を参照)
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ウィキペディアの「新しい記事」を読む。ウィキメディアIFTTTツールのUI画面(Viennaの画面で「Article of the Day」を表示)
説明は以上です。実際にRSSフィードのインターフェースを使ってみて、 挙動や次のような細かい機能に慣れましょう。例えばフィードをその場で更新するには、RSSインターフェースをいったん閉じてから開きます。(この操作をしなくてもバックグラウンドで自動更新する場合が多い。)
フィードバック
もしこの説明文書やヘルプページに不明瞭または説明の段取りに不備がありましたら、編集で改善するか、議論のページに修正すべき点を投稿して誰かに対処を任せてください。
上記の指示によってRSSフィードリーダの設定を 試みた過程で、何か不足している情報などに気づいた場合は、今後の検討課題に加えるためにもぜひ議論のページに投稿してください。
まとめ
このヘルプページ全文を通読したなら、フィードリーダを使った基本的なRSSの購読方法を理解してウィキペディアRSSフィードチャネルから更新情報を取得できるようになったはずです。 ただし、その過程でこのマニュアルにひとつでも理解できない点があったなら(説明文が不明瞭だったのかも)、ぜひトークページに投稿して改良点を教えてください。感想やご意見もお待ちしています。 この文書の改善に貢献するには、このページに載ったフィードバック節で反響の前例を参照して、ご質問や経験の報告をお願いします。 さらにページの編集に参加して改善にご協力いただくこともできます。 :)
参考資料
- https://www140.lunapic.com/editor/ - 画像の加工用。
- https://tools.wmflabs.org/ifttt-testing/ifttt/v1/rss-feeds - ウィキメディア IFTTTツールのUI。
- https://github.com/wikimedia/ifttt - GitHubで実施したプロジェクト。 GSoCのブランチ:gsoc README.md - Wikipedia and Wikidata channels for IFTTT
- ウィキメディアIFTTTツールとしてのGSoC 2016プロジェクト - Googleサマー・オブ・コード(GSoC)2016レポートに掲載したプロジェクト。
- https://phabricator.wikimedia.org/T146750 - このプロジェクトに関する説明文書の更新作業や投稿関連の作業は、ここMediaWiki.orgで進行します。
- https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Wikipedia_RSS_User_Manual.pdf - ウィキメディア・コモンズの説明文書つまりマニュアルのバージョン1(PDF形式)。